予防歯科で一本でも多くの歯を守っていきましょう

一度抜いたり削ったりした歯は、二度ともとの状態には戻りません。だからこそ、できるだけ歯を抜かない・削らない治療、そして健康な歯を守るための予防歯科に力を入れています。

 歯科治療器具

予防歯科の重要性

「歯を失う」のは、誰にでも起こる老化現象ではありません。虫歯や歯周病が原因であり、それが悪化した結果、歯が弱って抜けたりして、歯を抜くことになったり、入れ歯が必要になるのです。しっかりと噛める歯を保ち、健康的に毎日の食事をおいしく味わうためには、平均20本の歯が必要という調査結果もあります。

 

20本の歯を残せるかどうかで、将来のQOL(生活の質)に差が出てくるのです。虫歯予防や歯周病予防にはホームケア(ブラッシング)とプロフェッショナルケア(定期健診によるブラッシング指導等の歯科指導及び治療)の両方が重要である、歯科治療ではこれまでの対症療法(痛くなったら治療する等)ではなく、「予防歯科」がより重要です。

 超音波スケーラー

定期検診

定期検診では、歯周病の予防や虫歯・噛み合わせのチェック、自宅では取ることの出来ない歯の汚れを取ったり、歯みがきの癖のチェックを行ないます。これは、お口の健康を良い状態でキープするためには、一番欠かせないことです。定期的にチェックしていくことで、病気の再発や発症を未然に防ぐことができますし、もし発見されても 早期治療を行うことで、様々な負担を軽減できます。そこで歯科医院では3~6ヶ月に1度の定期検診をオススメしています。

 

PMTC(P・M・T・Cとはプロフェッショナル・メカニカル・ティース・クリーニングの略 )とは、簡単に言うと歯磨きしても落ちない歯の汚れ(タバコのヤニや茶渋など)や細菌の巣(バイオフィルム)を、歯科衛生士が 専用の機械によって強力に取り除く方法で歯と歯の間など、自分では磨きにくいところや歯磨きのくせでよく磨けていないところもきれいに磨きます。  

 

虫歯や歯周病の原因の1つにプラーク歯垢)があります。歯と歯ぐきの間や歯ぐきの境目などは、毎日きちんと磨いていても、磨き残しを完璧に防ぐことは、なかなか難しいものです。日本人成人の80%が歯周病といわれているように完璧に磨けていない方が多いのが分かるでしょう。こういった理由から、虫歯や歯周病が進行するのを防ぐために、歯科衛生士が専門器具と特殊ペーストを用いて、隅々にわたり徹底したお掃除を行います。