歯周病は、生活習慣の乱れによって発症や進行のリスクが高まるといわれています

歯周病は、歯周ポケットに溜まったプラークや歯石によって、歯ぐきや顎の骨などの歯周組織に炎症が起き、最終的には歯が抜けてしまう怖い病気です。「歯ぐきから血が出る」「口臭が気になる」「歯がグラつく」といった、お口の違和感に気づいてから歯科医院に足を運ぶのではなく、歯周病にならないように予防することがとても大切です。日頃の生活習慣を見直し、定期検診を受けることで歯周病は予防できます。

 スリーウェイシリンジ

歯周病になりやすい人の特徴

歯周病は、生活習慣の乱れによって発症や進行のリスクが高まるといわれています。以下のような生活習慣に心あたりがある方は、歯周病になる可能性が高いので気をつけましょう。

 

喫煙

タバコの煙に含まれるニコチンが歯ぐきの血管の血流量を低下させ、歯周病のリスクが高まります。

 

間食

ダラダラと時間を決めずに間食をしていると、口の中にプラークが溜まりやすい状態になり、歯周病のリスクが高まります。

 

咀嚼(そしゃく)不足

咬む回数が少ないと、自浄作用がある唾液の分泌が促されないので、口腔内環境が悪化してしまいます。

 

ストレス

精神的なストレスや睡眠不足、不規則な食生活、過労などが原因で免疫力が低下し、歯周病になりやすくなります。

 超音波スケーラー

歯周病の予防法

歯周病の予防には、テレビCMでもございますとおり、プラークコントロール、つまりプラークを確実に取り除くことが最も大切です。その方法として正しいブラッシングをすること。「私はきちんと毎日ブラッシングをしているのに・・・なんで?」と思われる方もいらっしゃるかと思います。成人の実に約80%が歯周病という統計もありますが、その方々全員がブラッシングをしていないとは考えられません。それではブラッシングをしているのにも関わらず、なぜ歯周病にかかってしまうのでしょうか?その最大の理由は、きちんと磨いているつもりでもきちんと磨けていないのが実状だからです。つまり「磨いてる」ということと「磨けている」ということは、行為は同じでも結果は全く違うということです。多くの方は、いわば自己流でブラッシングを行なっており、きちんとは磨けていなくても自分では磨けているつもりに なっているといえます。たかが歯ブラシ、されど歯ブラシなのです。ですから、気軽に相談できる歯科医師を見つけ、ご自分に合ったブラッシングの方法を教えてもらい、それを続けていくことで、自然にきちんと磨けることにつながっていくわけです。また、歯ブラシでは磨けていないところは歯間ブラシやデンタルフロス、部分磨き用の歯ブラシなどの 補助器具も併用することが大切です。