歯周病とは、歯と歯を支える組織(歯周組織)におけるさまざまな病態の総称です

歯ぐきの腫れや出血から始まり、放っておくとやがて歯がぐらついて抜けてしまうということもあります。わが国では中高年の8割以上がこの歯周病にかかっています。歯

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周病をおこす原因は、歯と歯ぐき(歯肉)の間にたまった歯垢プラーク)の中にいる歯周病菌です。歯周病菌が歯ぐきにダメージを与え、少しずつ歯を支える組織を破壊していきます。痛みなどの自覚症状がほとんどないため、気づかないうちに悪化するケースが多い病気です。

 

歯肉炎

歯肉炎は、歯肉からの出血で自覚することが多い病気です。歯ぐきにのみ炎症が起き始め、歯周ポケットにプラーク歯垢)が溜まっています。セルフケアとPMTCで完治できます。

 

軽度歯周病

歯ぐきに炎症があり、ブラッシングにより出血します。痛みを感じないことも多いです。どの部分に炎症があるかを検査し、歯石を除去します。またブラッシング方法を確認します。治療期間は2~4週間程度です。

 

中等度歯周病

歯垢や歯石により歯周組織に炎症が生じます。口臭が強くなり、容易に歯ぐきから出血します。歯がグラつく場合も。どの部分に炎症があるかを検査し、歯石を除去します。症状がひどい箇所は歯周ポケット深くまで徹底的に掃除します。またブラッシング方法を確認します。治療期間は1~3ヶ月程度です。

 

重度歯周病

歯がグラつき、歯ぐきが腫れることがあります。触れると痛み、強く噛めない場合も。検査をおこない、抜歯することもあります。ほかの歯が同じ症状にならないよう、歯周病の治療をおこないます。最終的には、1~2歯欠損している場合はブリッジで、3本以上の場合は入れ歯になることが多いです。治療期間は、1~3ヶ月程度です。

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歯周病にならないために

定期的な検診を受ける事によって歯周病予防を行うことができ、もし歯槽骨に異常が出た場合にも、早期発見、早期治療が可能です

 

対策

正しいブラッシングを習得しましょう

歯周病の原因となる、プラーク歯垢)や歯石をクリーニングによって除去しましょう

定期検診を受け、早期発見に努めましょう。