免疫力が低下するなど歯周病にかかりやすくなる要因が加わります

歯周病」は年齢・性別を問わず、誰でもかかる可能性がある病気です。自覚症状が少ないため、気づいた時には大幅に進行していた……ということも珍しくはありません。常に「大丈夫かな?」と気にかけていることが大切です。では、どうして「歯周病」になるのでしょう? こちらでは歯周病の原因についてご紹介します。

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歯周病の直接的な原因はデンタルプラークですが、口の内にプラークが付着しやすい状況があれば歯周病が起こりやすくなります。例えば、歯並びが悪かったり、詰め物がはずれたり、金冠が合っていなかったりすると、その場所はプラークが付きやすく歯ブラシなどによるプラーク除去が困難な場所となり歯周病が発症しやすくなります。

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歯周病のチェック

歯周病のチェックとして挙げられるものは、起床時に口の中がネバネバしたり、口臭が気になる。また、歯磨き時に出血するなど歯肉が赤く腫れている、痛みやむずかゆいという症状がでてきたら要注意です。その他にもかたい物が噛みにくいなど自分で感じる症状はあります。歯周病は子供から大人まで多くの人がかかっている病気です。特に中高年の方は、加齢により歯茎が痩せて、免疫力が低下するなど歯周病にかかりやすくなる要因が加わります。

 

基本治療

この療法は、ほとんどの歯周病に対する基本的な治療法です。ポケットの深さを測定し、歯垢、歯石の除去を行います。スケーリングは歯の表面や根の表面の歯垢歯石を取り除くことです。ルートプレーニングは根の表面がざらざらしたり、歯石で満たされていたり、毒素や微生物で汚染された表層をきれいにすることです。このことにより、歯周組織が改善され、ポケットの深さが浅く(2mm~3mm)維持されればメインテナンスに移行します。 

 

歯周外科治療

基本治療でポケットの深さが改善されず、ポケット内で細菌が生息し、ブラッシングでは除去できない状態や、歯周病の状態の進行が進んでしまった状態に対しては外科的にポケットの深さを減少させる手術があります。また特殊な材料を用いて部分的に失われた骨を再生させる手術を行うことも可能です。 手術を行いポケットが改善されればメインテナンスに移行します。