顎関節症と疑われる主な症状

歯科医院では、虫歯や歯周病の治療だけでなく、お口の中の様々な疾患に対応しています。「歯は痛くないけれど、顎が痛む」「顎が開かない」という方は、ご相談ください。
お口の健康は、全身の健康と大きく関連しています。

 マイクロスコープ 歯科

顎関節症(咬み合わせ)は、突然『お口が開きにくく』なったり、お口を開く時に『顎(耳の下の部分)に痛み』を感じたり、『顎の部分から音がする』ような症状のことをいいます。症状がひどい方や状態を放置をして方は、場合により顎の痛みとは関係ないと思われる『様々な症状』*も現れることがあります。

 

顎関節症と疑われる主な症状

顎に痛みを感じる

お口を開けようとした時(特に口を大きく開ける、あくび・ハンバーガーなどを食べる時)に、顎に痛みを感じる。

 

お口を開けたときに音がする

お口を動かすときに(食事中やカラオケなど)に顎の近くで「カクカク」や「ぐじゅっぐじゅっ」と、音がします。

 パルスオキシメーター

顎に痛みを感じる

朝起きたら突然、お口が開かなくなることがあります。開いても、指が1~2本分の高さしか開くことが出来ない。

 

歯科で行う軽度顎関節症の治療方法【スプリント療法】
スプリント療法は、マウスピースのような装置(スプリント)を使った治療方法です。顎関節症の原因となっている噛み合わせの悪さを、装置を使って正しくするのが目的です。

スプリントにはさまざまな種類があります。素材も、樹脂や金属を始めとして多種多様なものが使われています。歯全体を覆うフルマウススプリント、一部分をカバーする部分スプリント、眠るときに装着するスリープスプリントなど、目的や治療箇所に合わせた数多くのタイプが存在します。

<スプリントのメリット>
・口に入る程度の大きさなので、外泊するときにも携帯が容易
・締めつけられる感じがなく、比較的違和感が少ない
・歯に装着するだけなので、治療が簡単に始められる
・薬やメスを使わないので体への負担がない

 

<スプリントのデメリット>
顎関節症の進行を食い止めるには有効ですが、根本的な治療には不向きと言われています。その理由は、スプリントは暫間的なもので長期間使用すると、噛み合わせがずれてしまうことがあるからです。