歯周病は、細菌の感染によって引き起こされる炎症性疾患です

初期の状態ではほとんど自覚症状がないために発見が遅れがちになり、ある程度進行すると完全治癒が難しくなります。進行が続くと歯周ポケットと呼ばれる歯と歯肉の境目が深くなり、歯を支える土台が溶けてしまうため結果的に歯を失うことになってしまいます。歯科 コントラ

 

歯周病のチェック

歯周病のチェックとして挙げられるものは、起床時に口の中がネバネバしたり、口臭が気になる。また、歯磨き時に出血するなど歯肉が赤く腫れている、痛みやむずかゆいという症状がでてきたら要注意です。その他にもかたい物が噛みにくいなど自分で感じる症状はあります。歯周病は子供から大人まで多くの人がかかっている病気です。特に中高年の方は、加齢により歯茎が痩せて、免疫力が低下するなど歯周病にかかりやすくなる要因が加わります。

 

全身疾患を引き起こす恐れがある

歯周病は、本来は歯の口の中の病気ですが、炎症が続いていると、歯周病菌や菌の出す毒素が血流に乗って心臓に運ばれ、肺や内臓などの各器官に入り、全身疾患を引き起こす恐れがあるといわれています。歯周病が影響を及ぼすといわれている主な疾患は、糖尿病、冠動脈疾患、誤嚥性肺炎です。また妊娠中の方で注意しなければいけないのが早期低体重児出産です。ストレートハンドピース

 

歯周病の原因

歯垢と歯石の蓄積

口の中には数百種類の細菌が住んでいるといわれています。その細菌が、歯磨きが不十分であったり、糖を過剰摂取することによりネバネバとした物質を作り出し、歯の表面に付着します。これが歯垢です。この歯垢が歯と歯茎の間の溝などにたまります。歯垢1㎎の中には、10億個の細菌が住みついていると言われ、虫歯や歯周病を引き起こします。歯垢は粘着性があるため、うがいをしただけではとれません。

 

ブラッシングをして取り除かなければ硬くなり、歯石と言われる物質に変化し歯の表面に強固に付着します。歯石になってしまうとブラッシングだけでは取り除くことは不可能になります。この歯石を溜めていると歯と歯茎の間の溝、いわゆる歯周ポケットが深くなり、さらに歯垢がたまりやすくなり歯周病を進行させる要因になります。

 

歯周病にならないためには、まず正しい歯磨きです。食後菌の繁殖は20分以上続くといわれていますので食べたらすぐに歯磨きをしましょう。また、睡眠中は唾液の分泌が減り、口腔は細菌が繁殖しやすい状況になります。睡眠前は特に丁寧な歯磨きをすることが大切です。